これまであげたポイントを元に、例文を紹介します。
書き出し
ここはインパクトのある書き出しを織り交ぜます。
- 例1)「(主人公)、あなたは ~だ」
(主人公に感じた内容に応じ、呼びかけ) - 例2)「(主人公)は ~だ。いつも ~な自分とは違う。
読み終えて ~になった(例:悲しくなった)。」
(主人公と比較した自分 1:冒頭の断定) - 例3)「『(主人公のことば)』、こんな言葉が私に言えるだろうか。」
(主人公と比較した自分 2:独り言) - 例4)「 ~で タイトルの ~に興味を持ち、~と思い手に取った。
しかし(タイトル名の一部)は私が想像した ~とは違い ~だった。」
(読書前と読了後の端的な感じ方:最初に持ってくる)
引用と感想、変容
中盤には、(1)本からの引用と、それに関わる自分の感想をバランスよく書き、(2)深く考えさせられたこと、興味・関心が高まったことを織り交ぜます。
- 例1)「(主人公)は ~に対し ~してしまう。
私にも、 ~の ~がいる。(例:弟がいる、友人がいる)
(主人公)は ~できたが、私だったらできるだろうか。
きっと ~はこういうだろう。『 ~』。」 - 例2)「今、 ~では ~が問題になっている。
作者は ~と主張するのだが、果たしてそれが ~ことなのか(例:悪いことなのか)、私は迷う。
というもの、私には ~な○○がいるのだが、普段は ~を ~ないからだ(例:することはないからだ)。」 - 例3)「(主人公)が ~(例:信じる心)で ~したことには感動を覚えた。
私にも ~(例:〇年生のころ)に ~したことがある。
~は違う(例:立場は違う)けれど、 ~をすることはいつでも難しいことだと感じるからだ。」 - 例4)「(主人公)は ~してしまう。
私は ~だった。(例:ハラハラして先が読めなかった/読みながらつい声をだして応援していた)。
しかし(主人公)の ~には私にも共感できた。
~な私だってできそうだ、自分を変えたいと思えた。」
後半には、変容した(成長した)自分の姿を織り交ぜます。
- 例1)「~(例:母)はきっと ~というけど、自分は ~になりたい。
(主人公)が口にした『 ~』という言葉は、自分の背中を押してくれた気がした。」 - 例2)「親世代から引き継いだ次の時代を生きる私たちが、~して ~することで ~をますます ~して(例:よくして)いきたい。
こう思えるほど、~の話は私の心のもやもやした雲を吹き飛ばし、秋の澄み渡った青空のように晴れ晴れとさせてくれた。」 - 例3)「すぐに ~のようにはできないかもしれない。
でも私も、~にむけて ~する(例:初めの一歩を踏み出すつもり/明日学校に行ったらまずはやってみたい)。」 - 例4)「結局、私の ~は ~なんだと(主人公/作者)は教えてくれた。
これまでの ~(例:おくびょうな気持ち)はもう脱ぎ捨てよう。
今からでも遅くない、(主人公)と ~は ~できたのだから、私だってやればできる。」
結び
ここは余韻の残る終末を織り交ぜます。
- 例1)「(いついつ)から私は ~になる。もう昨日の自分とはちがうんだ。あしたの自分よ、こんにちは。」
(自分の決意を、明日の自分に呼びかけ) - 例2)「いつか ~(例:家族)が ~になったらいいな。そんな日も遠くなさそうに思えた。」
(明るい未来を予感させる) - 例3)「今度 ~がきても負けない。だって私は(主人公)と約束したんだから。」
(主人公に勇気をもらった自分) - 例4)「また ~(例:友達)は ~するかもしれない。
その時はこう(して/言って)あげるんだ。『 ~』」
(読書前と読了後の行動の変化)
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