国語教科書に載った直木賞の受賞者は?【平成の受賞編】 | 国語教科書の素材辞典

国語教科書に載った直木賞の受賞者は?【平成の受賞編】

大衆文学の賞として有名な直木賞を受賞した作家は、作品がどのくらい国語教科書に採用されているのでしょうか。

平成期に直木賞を受賞した作家の教科書素材をまとめました。

ねじめ正一(1989年受賞者)

ねじめ正一は、平成元年(1989年)に「高円寺純情商店街」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・あいうえおにぎり(2011年)
・六月の蠅取紙(1993年)

「六月の蠅取紙」は、受賞作「高円寺純情商店街」に収録されている作品です。受賞作は長編6つからなっており、そのうちの一つが教科書へ掲載されました。

高橋克彦(1991年受賞者)

高橋克彦は、平成3年(1991年)に「あかい記憶」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・江戸の人々と浮世絵(1997年)

伊集院静(1992年受賞者)

伊集院静は、平成4年(1992年)に「受け月」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・夕空晴れて(2002年)
・さつき(2006年)
・まき割り(1993年)

「夕空晴れて」は、受賞作「受け月」に収録されている作品です。受賞作は短編7つからなっており、そのうちの一つが教科書へ掲載されました。

赤瀬川隼(1995年受賞者)

赤瀬川隼は、平成7年(1995年)に「白球残映」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・一塁手の生還(1993年)

浅田次郎(1997年受賞者)

浅田次郎は、平成9年(1997年)に「鉄道員ぽっぽや」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・蝉の声(2012年)

重松清(2000年受賞者)

重松清は、平成12年(2000年)に「ビタミンF」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・卒業ホームラン(2006年)
・電車は走る(2021年)
・タオル(2012年)
・バスに乗って(2020年)
・その日、ぼくが考えたこと(2015年)
・カレーライス(2005年)
・あいつの年賀状(2011年)

重松清氏は他の受賞者と比べると、教科書への採用数が多いと言えます。

いずれも小中学生と同年代の登場人物が織りなす日常生活のお話で、教科書の読者層と重なります。読者からしても感情移入しやすい作品でしょう。

石田衣良(2003年受賞者)

石田衣良は、平成15年(2003年)に「4TEEN フォーティーン」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・終わりのない散歩(2012年)

江國香織(2003年受賞者)

江國香織は、平成15年(2003年)に「号泣する準備はできていた」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・デューク(2006)
・風の色(2002年)

角田光代(2004年受賞者)

角田光代は、平成16年(2004年)に「対岸の彼女」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・初めてのちいさな旅(2016年)
・まなちゃんの道(2012年)

森絵都(2006年受賞者)

森絵都は、平成18年(2006年)に「風に舞いあがるビニールシート」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・DIVE!!

また、ご自身の読書体験を基にして、中学生に読書への関心を持ってもらう目的の書き下ろし文を執筆しています。

・ためになるってどういうこと

北村薫(2009年受賞者)

北村薫は、平成21年(2009年)に「鷺と雪」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・ふっくらと(2012年)

西加奈子(2014年受賞者)

西加奈子は、平成26年(2014年)に「サラバ!」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・シンシュン(2021年)

恩田陸(2016年受賞者)

恩田陸は、平成28年(2016年)に「蜂蜜と遠雷」で直木賞を受賞した作家です。

教科書に登場した作品とその年を以下に掲載します。

・上と外(2012年)