バグダッドの靴磨き|高校 (米原万里) | 国語教科書の素材辞典

バグダッドの靴磨き|高校 (米原万里)

バグダッドの靴磨き は 米原万里 によって書かれた小説 です。高等学校(文学国語、現代文B)の教科書に採用されています。

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バグダッドの靴磨き の概要

作者、翻訳者

項目データよみがな
作品バグダッドの靴磨きばぐだっどのくつみがき
作者米原万里よねはらまり
訳者

あらすじ、結末

項目データ
あらすじ(要約)・冒頭(書き出し) バグダッドで靴磨きを生業にする男の子・アフメドが、お客さんから10ドルを受けとり身の上を語る。
 アフメドは右足が不自由だ。アメリカ軍がバグダッドを占領した日に、外出禁止令に反して表に出て、米兵に撃たれたためだ。父親は戦争が始まる際に兵隊に取られて音信不通となり、母さんと祖母ちゃん、妹たちとアフメドだけで住んでいた家に、父親の弟のムニール叔父さんが転がり込んできた。ムニールは美しい母さんに夢中で、アフメドは日頃から反発していた。
 ある日アフメドが家を空けた時に、ミサイルが住まいのある地区を直撃し、妹たちと祖母ちゃんが亡くなる。母さんは生きる気力がなくなり、ムニール叔父さんに頼るようになる。ムニールは、右足が不自由なアフメドの世話もこまめにしてくれた。それがアフメドの気に障り、ムニールにつらくあたるようになる。しかしそんな自分の姿も嫌で、外へ飛び出すことが多くなる。そして偶然、抵抗組織のビラ配りに加担することになってしまう。
 ある夜、米兵が家に抜き打ち捜索に現れ、配り残したビラが見つかってしまう。誰の仕業かと詰問する米兵に、ムニールが進み出て自分がしたと嘘で名乗りでて逮捕される。二週間後、拷問を受けた遺体となり戻ってきた。母さんはショックでいきなり老け込む。しかしアフメドを養うため働かねばならず、家政婦の仕事を続けていたが、雇い主の邸宅が米兵の襲撃を受け母さんも亡くなる。アフメドは、涙が枯れるまで泣いた。
(623文字)

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筆者の主張(考え)
主な登場人物アフメド、母さん、叔父さん(ムニール)、祖母ちゃん、妹たち(ライラ、ハナア)
結末(末尾)・結論 お客さんから受け取った10ドルに加えて、更に50ドルを受けとったアフメドは、秘密を漏らす。30ドルで拳銃を買うのだ、そして占領者、侵略者を殺すのだ、と。
文章種別小説
感想(例)

教科書に掲載されたのはいつから?何年生?

バグダッドの靴磨き は 2014 年の高等学校 の教科書から採用されました。

学年掲載年度生まれ年換算
高等学校2014~現行

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教科書の解説動画 岡崎健太のOK塾
※リンク先は当サイトと無関係です