無用の人|高校 (原田マハ) | 国語教科書の素材辞典

無用の人|高校 (原田マハ)

無用の人 は 原田マハ によって書かれた小説 です。高等学校(文学国語、現代文B)の教科書に採用されています。

タイトルや作者で検索

無用の人 の概要

作者、翻訳者

項目データよみがな
作品無用の人むようのひと
作者原田マハはらだまは
訳者

あらすじ、結末

項目データ
あらすじ(要約)・冒頭(書き出し)(「私」は、高校生の頃に父が繰り返し読んでいる岡倉天心の「茶の本」の文庫本を読み、その一節にある伝統的な美意識に興味と反感を覚えたことがきっかけで、進路選びと仕事選択に父の影響を受けた。その父は一か月前に亡くなったが、私に生前の父から誕生日の贈り物が届く。)
 父が私に贈ったものは鍵だけだった。後日、贈り物の発送元として書かれた西早稲田の住所を訪ねる。父と離婚した母に、電話で西早稲田のことを匂わせたところ、父が結婚前に住んでいた街だというのだ。
 最寄駅の都電面影橋から住所地へ歩く途中、神田川にかかる橋で美しい桜並木を眺める。父も、この桜に魅せられこの街を選んだのだろうか。父は社会や他の人には無用の人だっただけで、実は美しいものを愛でる心を持った人ではなかったか。
 住所地には古いアパートがあり、私は鍵を使って部屋に入る。果たして、最後の「誕生日の贈り物」は、片付いた部屋の中央に置かれた岡倉天心の「茶の本」であった。
(426文字)

ChatGPTでもっと簡単にまとめられます。

(3~10秒後にボタンの下に赤文字で表示されます)

筆者の主張(考え)
主な登場人物私、父、母
結末(末尾)・結論 私は窓を開け、一枚の絵画のように現れた満開の桜を眺める。父のように、毎春ごとこの一枚の絵を眺める。そんな想像をしつつ、その日は日が暮れるまで私はその「絵」と向かい合った。
文章種別小説
感想(例)

教科書に掲載されたのはいつから?何年生?

無用の人 は 2014 年の高等学校 の教科書から採用されました。

学年掲載年度生まれ年換算
高等学校2014~現行

無用の人 の本文の確認・学習の方法

電子ブック、スマホで読む方法

調査中です。

作品の出典はこの本です。作品詳細ページで、みんなの書評・レビューの確認や、一部書籍では試し読みができます。

お近くの図書館で借りることもできます。日本最大の図書館蔵書検索・カーリルで探してみましょう。

テスト対策の方法

無用の人 のテスト対策や、プリント・ワークブック宿題対策のサイトを紹介します。

以下のサイトは50音順に並んでいます。

文章 / 動画リンク
教科書の解説動画 岡崎健太のOK塾
※リンク先は当サイトと無関係です