絵本 (松下竜一) | 国語教科書の素材辞典

絵本 (松下竜一)

絵本 は 松下竜一 によって書かれた小説 です。

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絵本 の概要

作者、翻訳者

項目データよみがな
作品絵本えほん
作者松下竜一まつしたりゅういち
訳者

あらすじ、結末

項目データ
あらすじ(要約)・冒頭(書き出し)冬のある日、差出人のない小包が届いた。中にはももたろうの絵本と、12年前に亡くなった友人Fが書いた手紙が封筒に入っていた。Fが亡くなる間際、私はちょくちょく彼の病床へ見舞いに行っていた。Fは、死後のことに想像するうち、私の子どもへ絵本を贈る計画を思いついたのだ。その頃の私は、豆腐屋を手伝っていて貧しく結婚など考える状況ではなかった。でもFは自分の父親に、もし私が結婚して子供ができたら、その子が三才になるころに絵本と手紙を贈るように頼んだ。その絵本が届いたのだった。私はFが死ぬ間際の頃の自分の日記を読み返し、彼が楽しい計画を思いついたと話す記載を見て愕然とする。今、私は思いがけなく豆腐屋から作家生活に入っている。若くして極貧の中で死んだFを思えば、無名作家の私の不遇など甘えでしかないと気づく。後日、私はFの父母の消息を尋ねた。Fの意思を守ってくれた礼を言いたかったのだ。ところが、Fの父、母はすでに他界していた。誰が送ってくれたのかわからないが、確実に贈ってくれたのはFのおかげと信じるしかない。
(452文字)

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筆者の主張(考え)
主な登場人物
結末(末尾)・結論
文章種別小説
感想(例)

教科書に掲載されたのはいつから?何年生?

絵本 は 1981 年の中学三年生 の教科書から採用されました。

学年掲載年度生まれ年換算
中学三年生1981~20011966~1986

絵本 の本文の確認・学習の方法

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