吟味された言葉 (大江健三郎) | 国語教科書の素材辞典

吟味された言葉 (大江健三郎)

吟味された言葉 は 大江健三郎 によって書かれた随筆ずいひつ です。

タイトルや作者で検索

吟味された言葉 の概要

作者、翻訳者

項目データよみがな
作品吟味された言葉ぎんみされたことば
作者大江健三郎
大江健三郎の教科書作品一覧
おおえけんざぶろう
訳者

あらすじ、結末

項目データ
あらすじ(要約)・冒頭(書き出し)人の話に一つか二つ吟味された言葉が含まれていて、それが話の骨格を構成するとき、自分には心からおもしろいと感じる。私が家族で四国の故郷に帰った時のことだ。長男の光は祖母によくなじみ長い時間を過ごした。そして帰るとき、彼は祖母に「元気を出して、しっかり死んでください!」と挨拶したのだ。そのうち彼は祖母に電話をかけてこの言葉を訂正したのだが、その後祖母は大病をして幸い回復し、世話をする妹に対し、光の挨拶の言葉が闘病の一番力になったと話したという。彼は祖母が問わず語りで、死ぬことだけは人生で初めてなのでしっかりしないといけない、と話すのを聞いていたのだろう。そして、自分の心に湧いた気持ちを吟味して、あの言葉にしたのだと思う。障害を持った孫によって吟味された言葉が、おばあちゃんを力づけ、大病を耐え抜かせたのだ。
(355文字)

ChatGPTでもっと簡単にまとめられます。

(3~10秒後にボタンの下に赤文字で表示されます)

筆者の主張(考え)
主な登場人物
結末(末尾)・結論
文章種別随筆ずいひつ
感想(例)

教科書に掲載されたのはいつから?何年生?

吟味された言葉 は 2006 年の中学二年生 の教科書から採用されました。

学年掲載年度生まれ年換算
中学二年生2006~20201992~2006

吟味された言葉 の本文の確認・学習の方法

調査中です。